メナード美術館 画家たちの欧羅巴

コロナ禍により美術館・博物館が休館になっていたが、ほとんどが再開された。そこで、2020年6月5日から9月6日まで開催されるメナード美術館の展覧会『画家たちの欧羅巴』を見に行った。同美術館は愛知県小牧市所在。

 

 

 

 

初めて訪れる美術館で少なからず期待が膨らむ。

 

まず驚いたのが、平成28年11月18日に天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)が行幸啓され、マリノ・マリーニの木像『馬と騎手(街の守護神)』を御親覧されている写真があったこと。地方の、しかも民間美術館に行幸啓されるとは、いかなる経緯があったのだろうか。(当時の新聞記事には「私的旅行」とされている)

 

ご訪問のお写真

宮内庁のサイトにも写真が掲載されていた。

 

さて、順路にしたがって感想を記す。

 

まずは「ロダンと日本の彫刻家」。彫刻が展示されていて、特にオーギュスト・ロダン『バルザック像(最終習作)』が、威風堂々としており良かった。

 

次は「憧れの欧羅巴」。ここにはセザンヌ・ルノワール・岸田劉生などの絵画があるが、正直興味を惹く作品は無かった。次の「ゴッホと日本」にも無かった。

 

その次の「仏蘭西に集った画家たち」に、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の『横たわる裸婦』があった。これが実に良い。全体的に乳白色が塗られており、その中でひときわ輝く女性の髪(金髪)。このコントラストに痺れてしまった。引用した画像が参考にならないほど“現物”は素晴らしい。

 

メナード美術館のサイトより引用

 

 

その興奮醒めやらぬうちに「もっとMore[西洋絵画名作展]」のモーリス・ド・ヴラマンク『雪景』を見る。北フランスの厳しい冬の情景が描かれているが、とても独特で胸に迫るものがあった。文才が無いので詳しく批評できず残念…

 

以上である。

 

なお、医療従事者や介護施設従事者などの献身的な努力にも関わらず、感染が再拡大始めた。そのため美術館再休館の可能性も捨てきれない。もし、気になっている美術展があれば、マスク着用・3密回避を厳守しながら、早めの鑑賞を推奨する。

 

 

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購入の失敗例No.6

この作品は、コレクションとして展示しないという意味合いで失敗例にした。

 

だが、購入して後悔は無い。

 

 

この作品は週刊誌の挿絵風だ。昭和が香ってくる。松本清張の連載小説と合うかもしれない。

 

驕慢と苛立ちが漂うポーズ。だが、女性の眼に吃驚した。斜視なのだ。それを隠さず描き切っている。実際、どういう経緯でこの作品は誕生したのだろうか。実際の女性がモデルなのか、想像上の女性か。

 

仮に女性が実在しているのであれば、どのような決心でモデルになったのだろうか。

 

右目と左目の見つめる方向が明らかに違う

 

現在、斜視手術は子供・大人問わず比較的容易に行われるようである。その女性の今を漠然と想う。

 

 

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コート―ルド美術館展 魅惑の印象派

3月15日まで愛知県美術館で開催されているコート―ルド美術館展に行ってきた。

 

実業家のサミュエル・コートールドが蒐集した印象派・ポスト印象派の作品が中心。引用の『フォリー=ベルジェールのバー』が展覧会の宣伝においてメインのように扱われている。が、それほど良い作品だろうか。

 

 

《フォリー=ベルジェールのバー》エドゥアール・マネ
1881-82年 油彩・カンヴァス 96×103 cm コートールド美術館
(c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)

 

愛知県立美術館のサイトから引用

 

ところが会場を歩き始めて、まずヴジェーヌ・ブーダンの『ドーヴィル』に足が止まった。

 

空が素晴らしいのだ。

 

知らない名前だったので(私が知らないだけかも)、かなり驚いた。

 

ルノワールの『春、シャトー』も良い。なんと『座敷席』も出展されていた。そしてドガの『舞台上の二人の踊り子』は不意打ちだった。

 

ロートレック『個室の中(「ラ・モールにて」』、ドガ『窓辺の女』『傘をさす女性』、スーラ『クールブヴォワの橋』と傑作が連続、そしてポール・ゴーガンの『ネヴァーモア』に圧倒される。(※以前はゴーギャンであったが、最近の展覧会ではゴーガンと表示されるようだ。)

 

絵画だけではない。ロダンのブロンズ像『叫び』も心に残る作品だった。

 

私は展覧会の帰りにポストカードを買うことにしているが、今回は七枚購入した。今まで見た展覧会の中でもレアケースの枚数だ。それは充実した展覧会の証しとも言える。

 

最後に、この展覧会は巡回しており、東京都美術館(終了)→愛知県美術館(3月15日まで)→神戸市立博物館(3月28日〜6月21日)の予定だ。推奨する。

 

 

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購入の失敗例No.5

本音を言えば、今回の失敗例は闇に葬りたかった。

 

なぜか。

 

駄作中の駄作だからだ。こんな作品を購入した私の沽券に関わる...

 

この作品は遠近法を無視している。そして、何よりも花が非常に汚い。通常、静物画であれば花の美しさを表現するはず。

 

だが、どこでどう誤ったのか、初めて見たとき次のように解釈した。

“美しいものをわざと汚く描く、これはもう異能作家の手によるものだ“

 

この作品は、某店の片隅で額無しの状態で埃をかぶっていた。新品の額まで買ってしまい大散財である。もしも、タイムマシンがあったら過去の自分に会って叱りつけたい。

 

 

 

さて、ここまで、この作者不明の作品をボロクソにこき下ろした。

 

ところで、次の作品を見てみよう。幼児の風景画…、ではない。アンドレ・ドランの作品である。

 

 

 

アンドレ・ドラン
《イル=ド=フランス風景》

制作年:1904〜05年
形質:油彩、カンヴァス
サイズ:40.6×54.3cm

マティス、ヴラマンクとともにフォーヴィスムを牽引したアンドレ・ドラン。1904年の秋、ドランは3年間の兵役を終え、友人のヴラマンクとともに、セーヌ川沿いの町に滞在し制作を行います。本作はこの時期の作品です。地面をオレンジで塗り、黒に近い色で影のように木々を表現する描写など、モティーフの固有色から脱し、自由に色彩を用いようとするフォーヴィスムの目覚めを感じることができます。

 

メナード美術館のサイトより引用した。

https://museum.menard.co.jp/exhibition/ex_past/ex1904/index.html

 

以上であるが、改めて美術は奥が深いと思う。万が一ということもあり得る。私は、まだまだ審美眼を磨かなければならない。

 

 

 

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金沢21世紀美術館が好きになれない

金沢21世紀美術館を訪れたが、好きになれなかった。美術館スタッフや出展した作者に特別不満はない。美術館の建物・設計は、私の趣味ではないにしろ、取り立てて批判する点はない。

 

金沢21世紀美術館(2013年8月)   美術館内部   

 

写真は全てWikipediaから引用。

 

では、なぜ、好きになれないか。

 

それは、同美術館の館名に原因がある。

 

“この美術館は「現代美術」を注視する”、これが現館長のあいさつ要旨だ。勿論、こうした美術館があってもいいし、それを非難する気は毛頭ない。

 

しかし、そうであったら、館名に「21世紀」を入れることは理にかなっていない。

 

21世紀とは、言うまでもなく2001年から2100年。この期間において、旧来の手法で昇華させようと奮闘する芸術家も当然多いはずだ。それなのに、21世紀と言いつつも、こうした芸術家たちを、事実上排除している。仮に、金沢現代美術館・金沢現代アート美術館等のネーミングであったら、こんな違和感は生じなかった。

 

言葉は重要だし、館名も重要だ。

 

ところが、この館名を決めた連中は、それに気づかない。大勢の人間が関与したはずなのに。

 

だから、好きになれない。

 

 

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購入の失敗例No.4

ミクストメディア。

 

二種類以上の素材や技法の組み合わせにより構成された作品のことだ。一つは手に入れたいと考えていたが、ヤフオクで面白い作品を見つけた。

 

この作品は、透明なガラスの間にピンが挟まっていて、針金がピンを巻きながら人の姿を形作っている。このピンや針金に少し錆が出て、人間の老いを連想させて不思議な味があるのだ。

 

ただ、額が安っぽいので、それされ取り換えれば「ちょっとした掘り出し物だ」と一人悦に入る。

 

予定通り落札できたので、早々に額縁店を訪れた。店主の第一声は「額を外したら作品がバラバラになりそうです。ですから、交換できません」...

 

なんとも哀しい結末となった。粗忽・うっかり・後悔の言葉しか出てこない。以後、もうミクストメディアは眺めるだけにしている。

 

緑色の布を背景にして撮影した。

 

 

 

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名古屋市美術館カラヴァッジョ展

カラヴァッジョ展が開かれているので、名古屋市美術館に出かけた。『ゴリアテの首を持つダヴィデ』が名古屋限定公開。限定という言葉に弱い私なので、これは見逃せない。

 

作品写真

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ

《ゴリアテの首を持つダヴィデ》1609年 ボルゲーゼ美術館蔵

名古屋市美術館のサイトから引用

 

さて、日曜だけあって会場は相当混雑している。その上、作品ごとの解説がだらだらと長文で、また妙に文字が小さいのでそこで立ち止まる人多数。そのため人だまりができ作品の前で「渋滞」が生じている。加えて、人物相関図も掲げられ、カラヴァッジョの同時代の画家や支援者の名前が数多書かれている。そして、これも渋滞に拍車をかけている…

 

これって、本当に必要?

 

私にしても、ふと気づくと鑑賞するより解説を読んでいる時間が長くなっていた。そこで、解説は一切無視することにした。

 

ところで、旧約聖書や新約聖書、ギリシャ神話を題材にした作品は「5割増しで良く見える」という個人的な偏見がある。また、14世紀~17世紀の作品も「5割増しで良く見える」という偏見がある。さらに、イタリアの作品も「「5割増しで良く見える」。(あくまでも個人の偏見である。)

 

この美術展には、同時代の画家たちの作品約30点も展示されているが、たいしたものはない。5割増しに該当するからだ。

 

その中で、カラヴァッジョは一頭地を抜いている。特に、前述の『ゴリアテの首を持つダヴィデ』、そして『歯を抜く人』『法悦のマグダラのマリア』は文句なく凄い。この三作品を見るだけで、十分に満足できた。

 

 

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喜多美術館

先日、日本最古の神社といわれる奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)に参拝した。時間が余ったので、ネットで存在だけは知っていた喜多美術館へ立ち寄ることにした。

 

建物を見た第一印象は、何の変哲もない小美術館。料金も800円とかなり高い。

 

入るべきかどうか迷ったが、 同美術館公式サイトにはルノワ−ル・ ゴッホ・ピカソ等の展示も謳ってあるので、騙されたと思って入館した。(この公式サイトも、正直パッとしない)

 

ところが、その悪い予感は良い意味で裏切られた。

 

右を見ても左を見ても、著名な画家の逸品ばかり。ルノワール・ゴッホ・ピカソは無論のこと、ユトリロ・佐伯祐三・藤田嗣治・梅原龍三郎らがずらりと並ぶ。版画ではルドン・ピカソ・棟方志功・ミロなど。現代美術のアンディ・ウォーホルやヨーゼフ・ボイスらも蒐集されている。それから、ルノワールの彫刻(母子像)などという、変わり種も見ることができた。

 

しかも立ち寄った時間が遅かったせいか入館者は私一人。1時間ほど“貸切”の状態であったので、至福の時間を過ごすことができた。

 

この美術館は、次のリンク先でも分かるように300年続いた旧家当主が創立者。サザビーやクリスティーズのオークションで買い求めたようだ。旧家の財力は改めて凄いと思う(笑)

 

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/931?page=2

田園の孤独な目の軌跡

『喜多美術館』 奈良県桜井市

赤瀬川原平 (画家、作家)

 

なお、美術館周辺は古代に繋がっている。

 

美術館の前には「金谷の石仏」がある。一寸見ただけではお地蔵さんの類と思われるが、実は国の重要文化財。もとは近くの平等寺にあったものを、廃仏毀釈の難を避けて村人が現在の場所に移設したとのこと。

 

そして美術館と石仏が接する小道は、日本書紀にも出てくる「山の辺の道」である。その道の途中には冒頭の大神神社や重要な古墳がある。こうした歴史を意識すると、美術鑑賞も一層味わい深くなるだろう。

 

なお、美術館には「図録」が無い。また、お土産として絵葉書を売っているが種類は少ない。観光客としては物足りないので、改善を望む。

 

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購入の失敗例No.3

ワインか焼酎の宣伝ポスターみたいな油彩で、購入失敗。

さすがに“狙い”すぎた。

 

 


 

 

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展示から取り下げ

なんとなく、この作品がコレクションに合わない気がしてきた。

 

羊が苦手だったのか、それとも羊の描き方に不満なのか、はっきり分からない。ただ、このままにしておくのもスッキリしない。

 

よって、展示から取り下げることにした。

 

 

 

 

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